「空飛ぶ馬」 北村薫

短編集。
女子大生の私は近世文学の加茂先生に落語家の円紫さんを紹介してもらう。会合の席で加茂先生は一度もあったことのない人の夢を見たという不思議な体験を語る。(織部の霊)

殺人事件の起きないこのミステリーは19歳のわたしの視点から日常が描かれる。本の虫で落語好きなわたしの見る人や風景は上品でいてみずみずしい。そんな日常にふとした謎を見つけ、わたしは円紫さんと一緒にその謎について考える。
時には人の悪意や醜さを知り、わたしは成長していく。

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